「将来のお金は心配。でも、投資を始めるのも怖い」
NISAの話を聞くたびに、気になりながらも動けずにいる。そんな気持ちになることはありませんか。
私はNISAを始めて3年になります。今はS&P500とオルカンの2本に、合わせて月3万円を積み立てています。
ただ、私と同じ金額や商品が、あなたの暮らしに合うとは限りません。この記事を、「自分は何が不安で、どんな暮らしを守りたいんだろう」と考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。
後半には、実際の保有額や評価損益も載せています。まずは、今の暮らしとお金の置き場所から、一緒に整理してみましょう。
まず、どんな暮らしを守りたいか考えてみる
将来のためにいくら必要かを考えようとしても、最初からはっきりした答えが出るとは限りません。
たとえば、こんなことから考えてみてもいいと思います。
- 急な出費があっても、家賃や食費の支払いで困らないようにしたい
- 働き方を変えたくなったときに、少し考える時間を持ちたい
- 好きなことや学びたいことに使うお金も、残しておきたい
大きな人生の目標がまだなくても、「今の生活で、これだけは大切にしたい」が一つ見つかれば、そこが出発点になります。
私の積立は、2本合わせて月3万円
私が毎月積み立てているのは、S&P500とオルカンの2本で合計3万円です。
毎月の積立とは別に、ボーナスが入ったとき、生活費に使って手元に残ったお金を追加で投資した記憶もあります。追加した金額や時期は、ここでは具体的な数字にしていません。
これは私の記録です。毎月の支払い、手元の貯金、近いうちに使う予定のお金によって、投資に回せる金額は変わります。今は貯金を優先する、まず支出を確かめる、という進め方もあります。
積立を続けるときに確認したい3つのこと
① 月3万円は、誰にとっても正解の金額ではない
私の積立額は月3万円ですが、生活費や収入は人それぞれ。大切なのは、毎月の支払いに無理が出ない金額を選ぶことです。
家賃や食費に加えて、年に数回の大きな支払いも確認してから、投資に回せる額を考えます。
② 積立を続けても、値下がりすることはある
NISAは、対象となる投資の利益を非課税にする制度です。損失を防いだり、元本を保証したりする制度ではありません。
一定額を定期的に買う方法では、価格が低いときに多く、高いときに少なく買うことになります。ただし、それだけで必ず利益が出るわけではありません。
積立の仕組みはドルコスト平均法と下落時の考え方で説明しています。
③ 急に必要になるお金は、投資と分けて考える
急な出費や、しばらく働けなくなったときに使うお金まで投資に回すと、値下がりしているときに売らなければならないかもしれません。
近いうちに使うお金と、長く使わない予定のお金を分ける。積立額を決める前に確認しておきたい点です。
生活が変わったら、積立額も見直して構いません。「決めた金額を絶対に守る」ことより、今の家計に合っているかを確認したいですね。
積立額と運用結果は、分けて見る
証券口座に表示される金額を見るときは、次の3つを区別すると整理しやすいです。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 元本 | 投資に回したお金。保有分は取得額を確認する |
| 評価額 | 今の価格で見た、保有商品の価値 |
| 評価損益 | 保有分の評価額と取得額の差額 |
たとえば、追加で3万円を積み立てれば、相場が変わらなくても口座全体の金額は増えます。口座の金額が増えた分すべてが、運用利益ではありません。
また、評価益は売却前の差額です。将来の利益として確定したものではなく、相場が下がれば減ることもあります。

「自分で積み立てた分」と「運用で増減した分」を分けると、数字の意味がわかりやすくなります。
保有画面で確認した、NISAの投資信託の評価損益
2026年9月15日に確認した保有画面では、つみたて投資枠・成長投資枠の投資信託を合わせて、次の金額になっていました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 取得総額(概算) | 約339.7万円 |
| 時価評価額 | 4,663,806円(約466.4万円) |
| 評価損益 | +1,267,207円(約126.7万円) |
約126.7万円は、現在保有している投資信託の評価益です。売却して確定した利益や、受け取った分配金を含む通算の運用成績ではありません。
取得総額は、保有分を買い付けた金額を画面の表示値からまとめた概算です。評価額と評価損益は、各保有分の表示値をそれぞれ合計しています。
つみたて投資枠と成長投資枠の内訳
内訳は、万円単位の概算でまとめました。
表は横にスクロールできます。
| 口座区分 | 時価評価額 | 評価損益 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 約166.04万円 | +約25.38万円 |
| 成長投資枠 | 約300.34万円 | +約101.34万円 |
| 合計 | 約466.38万円 | +約126.72万円 |
この集計は、保有画面に写っているNISAの投資信託7行分です。国内株式・米国株式・預り金を含む証券口座全体の資産とは分けています。旧NISAの保有分や、画像にない商品まで含めた合計としては扱っていません。
また、画面には「評価損益」と「トータルリターン」が別々に表示されます。この記事の集計は評価損益の列で統一しました。
毎月の積立額と、この保有額は分けて見てほしい
月3万円を36回積み立てると、入れるお金は108万円です。一方、今回確認した保有分の取得総額は約339.7万円。追加購入も含む記録なので、「月3万円の積立だけで約466.4万円になった」という意味ではありません。
買い付けた時期や金額をそろえずに、この数字だけで年率の運用成績を計算することもできません。私の保有額は一つの記録として読んで、ご自身が目指す金額と比べる必要はありません。
積立の中心はS&P500とオルカン。成長投資枠には楽天・SCHDも
毎月積み立てているのは、S&P500とオルカン(全世界株式)の2本です。
- 投資信託1:S&P500(アメリカ500社)
- 投資信託2:オルカン(全世界株式・先進国+新興国)
今回の保有画面では、成長投資枠に楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)(楽天・SCHD)もあります。上の評価額・評価損益の合計には、この保有分も含めています。
「両方買う必要ある?」って聞かれることが多いんですけど、私は両方を持っています。ただし、オルカンにも米国株が含まれているため、2本を買えば分散が倍になるわけではありません。
詳しい銘柄選びの考え方は、別の記事に書きました。
今日できることを、一つ選んでみる
ここまで読んで、少しでも「自分のことを考えてみようかな」と思えたら、次のどれか一つで十分です。
- お金について、いま一番心配なことを一行書いてみる
- 毎月の支払いを一つだけ確認する
- 半年から1年以内に使う予定のお金を書き出してみる
その先に、「もう少し休める働き方をしたい」「新しいことを学びたい」など、暮らしの希望が見えてくるかもしれません。お金の備えと、これからどう暮らしたいかを、少しずつつなげて考えていけたらと思います。
NISAを始める準備ができたら、口座の選び方も確認する
支出や手元に残すお金を確認し、投資を始めたいと思ったら、証券会社の違いや口座の手続きを調べる段階へ進めます。
私は楽天証券で始めました。楽天ポイントで投資できるし、アプリが見やすかったから。詳しくはレビュー記事でまとめてます。

まとめ|不安を一つ整理するところから
- まずは、お金の不安と守りたい暮らしを一つ言葉にしてみる
- 私の積立は2本合わせて月3万円。自分に合う金額は暮らしによって違う
- 保有額や評価益は、追加購入も含む私の記録として紹介
- これは両枠の保有分の合計。毎月3万円の積立だけの成果として扱わない
- 自分で積み立てたお金と、運用による増減を分けて確認する
- 積立投資でも元本割れはある。急に必要になるお金は分けて備える
今の不安を一つ整理して、自分の暮らしに合う次の一歩を選ぶ。その積み重ねが、これからどんなふうに生きていきたいかを考える助けになればうれしいです。

全部を今日決めなくて大丈夫。まずは「何が心配か」「何を大切にしたいか」を一つずつ、一緒に整理していきましょう。
積立期間・月額は本人の申告、評価額・評価損益は2026年9月15日に確認した保有画面に基づきます。価格の基準日は各商品の表示に準じます。評価益は売却前の増減で、将来の利益を保証するものではありません。
参考にした公式情報
制度・商品条件は2026年9月15日に確認しています。体験談の時期や金額とは分けてお読みください。
