「投資って、どこまで下がったら耐えられるんだろう?」
始める前にも、始めてからも、ふと不安になりませんか?
「リスク許容度」——投資の話でよく出てくる言葉ですよね。でも、いざ「あなたのリスク許容度は?」と聞かれても、正直よくわからない… って思いませんか?
私もそうでした。難しい診断テストをやっても、ピンとこなくて。
でも、NISAを3年ほど続けてきて、自分がどこまで耐えられるかが、だんだん肌でわかってきたんです。
この記事では、含み損を初めて見て「うわっ」とドキッとした私が、今は下落で動じなくなった理由を正直にお話しします。難しい計算は出てきません。読み終わるころには、「自分の場合はどうかな」と考えられるようになっているはずです。
そもそもリスク許容度って何?
むずかしく考えなくて大丈夫です。
リスク許容度とは、ひとことで言えば——
「資産がどのくらい下がっても、平気でいられるか」の度合い
これだけです。
「100万円が一時的に80万円になっても眠れる人」もいれば、「5万円減っただけで不安で眠れない人」もいます。どちらが正しいということはなくて、人によって違うんです。
そして大事なのは、リスク許容度は性格だけで決まるものじゃないということ。お金の状況・年齢・収入の安定度——いろんな条件で変わってきます。
ここを知らずに投資を始めると、ちょっとした下落で怖くなって、一番下がったところで売ってしまう。これが一番もったいないパターンなんです。
私が初めて「含み損」を見た日
正直に話しますね。
NISAを始めてしばらくしたころ、なんとなくアプリを開いたら、資産がマイナスになっていました。
金額にして、数万円。
「うわっ……」
思わず声が出ました。自分のお金が減っている、という事実を初めて目で見た瞬間って、やっぱりドキッとするんです。
これ、もっと下がったらどうしよう。
そんな不安が、胸の奥でざわざわしました。

頭では「下がることもある」ってわかってたんです。でも、実際に自分のお金が減ってるのを見ると、想像以上にドキッとしました。
それでも今、私が下落で動じない3つの理由
あんなにドキッとしていた私が、今は少しの下落では動じなくなりました。
特別に強い心を手に入れたわけじゃありません。自分の状況を整理したら、自然と落ち着けたんです。
① 生活防衛資金が別にあるから
私は投資とは別に、生活費6ヶ月分(約120万円)の現金を確保しています。
もし投資が下がっても、当面の生活はこの現金でなんとかなる。そう思えるだけで、心の余裕がまったく違うんです。
② 収入が安定しているから
毎月のお給料が安定していると、「下がっても、今すぐ売って現金にしなきゃ」という状況になりません。
下がったら、戻るまで待てばいい。長期で続けられる土台があるからこそ、慌てずにいられます。
③ 使う予定のないお金だけで投資しているから
これが一番大きいかもしれません。
投資に回しているのは、当面使う予定のないお金だけ。来月の家賃も、旅行のお金も、別で確保してあります。
だから資産が一時的に減っても、「これは今使うお金じゃないから大丈夫」と思えるんです。

結局、リスク許容度って「心の強さ」より「お金の準備」なんだと気づきました。土台があれば、自然と動じなくなるんです。
その土台になる「生活防衛資金」の考え方は、こちらの記事で詳しく書いています。

不安でザワついたとき、私がやったこと
理屈ではわかっていても、やっぱり気持ちがザワつく日はあります。
そんなとき、私が実際にやったのはこの3つでした。
- アプリを開かない:見るから不安になる。だから、あえて見ない日を作りました
- ほったらかしにする:慌てて売らない。何もしないのが、実は一番の正解だったりします
- 長期のデータを見る:過去、世界の株式市場は下落しても時間をかけて戻ってきた。その事実を見ると落ち着けました
特に「見ない」って、地味だけど効果絶大でした。
正直に告白|私の失敗は「見すぎたこと」
ここは正直に書きますね。
始めたばかりのころ、私は値動きを気にして、1日に何度もアプリを開いていました。
少し上がれば嬉しくて、少し下がれば落ち込んで。気づけば、お金のことで一喜一憂して心が疲れていたんです。
リスクを取りすぎたわけじゃありません。でも、見すぎて自分のメンタルをすり減らしたのは、今思えば失敗でした。
積立投資は、本来「ほったらかし」でいいもの。頻繁にチェックする必要なんて、なかったんです。

「見すぎない」のも立派なリスク管理。心がすり減ったら、投資を続けること自体がしんどくなっちゃいますからね。
下落を怖がらなくていい理由は、こちらの記事でもっと深く書いています。

あなたのリスク許容度を見つける3つの質問
難しい診断はいりません。自分にこう聞いてみてください。
- 下がっても、当面の生活は大丈夫?(=生活防衛資金があるか)
- 下がっても、戻るまで待てる収入がある?(=今すぐ売らずに済むか)
- 投資しているのは、当面使わないお金?(=生活費を投資に回していないか)
この3つに「はい」と言えるなら、あなたはきっと、思っているより下落に強いはずです。
逆に、ひとつでも「ノー」があるなら、まずはその土台を整えるのが先。投資額を減らすか、生活防衛資金を貯めるところから始めれば大丈夫です。
まとめ|リスク許容度は「心」より「準備」
「自分のリスク許容度がわからない」——その不安、よくわかります。
でも、難しい診断テストの結果より、自分のお金の土台がどれだけ整っているかのほうが、ずっと大事なんです。
土台さえあれば、下落は「いつか戻るもの」として、落ち着いて見ていられます。
まずは、生活防衛資金から。あなたのペースで、一緒に整えていきましょう。

下落が怖いのは、ちゃんとお金と向き合っている証拠です。怖さをゼロにするより、「土台を整えて、見すぎない」。これだけで、ずいぶん楽になりますよ。
この記事は個人の体験に基づくものです。投資は元本割れの可能性があります。最終的な判断はご自身の状況に合わせて行ってくださいね。
